PageRankスカルプティングをニワカ知識で考える

ニワカ知識でPageRankスカルプティングについて考えます。

PageRankとは

 ページランクとは、検索エンジンが優良なサイトを ランク付けしたものです。ページランクが高まる条件の1つとして、 他人のウェブサイトから自分のサイトに飛ぶリンクを貼ってもらうことが挙げられます。 特にページランクが高いウェブサイトからリンクを貼ってもらうということは、 良質な記事を引用されたと見なされてページランクが高まります。 ただし、みんなが揃ってページランクの高いウェブサイト運営者にお願いして みんな揃ってリンクをもらえば全員のページランクが激増するわけではなく、 リンクの数だけ割り算で分母が大きくなり、もらえるページランクも少なくなります。 おおよそ、もらえるページランクは 「(ページランク÷リンク数)×パラメーター」のような形になると思います。

nofollow属性値とは

nofollowは、検索エンジンのクローラの巡回を拒否するための属性やプロパティです。 ログインページや確認画面、お問い合わせページなど、検索エンジンに載せられても あまり意味のないページなどにつけます。headタグなどに <meta name="robots" content="nofollow">のように書きます。 他にnoindexという属性値がありますが、こちらは巡回を拒否するのではなく、 インデックスを拒否します。 元々、metaタグとしてウェブサイトに記述することで、被リンク側が自主的に クローラの巡回を拒否していました。 そこにaタグの属性値として使用する方法が追加されました。 <a rel="nofollow" href="アドレス">のように書きます。 こちらは、発リンク側が無価値なウェブページにページランクを与えないために 作られました。 ページランクを与えても意味のないページ、ログイン画面や確認画面など。 あるいは掲示板形式の誰でも自由にリンクを貼れる場所に、 自サイトのリンクを貼って勝手にページランクをもらいにくるスパム対策として。

PageRankスカルプティングとは

sculpt…彫刻する、彫る、形を整える。scalp…頭皮。 PageRankスカルプティングとは、nofollow属性値を悪用して、 自分がページランクを高めたいサイトに対してのみ、被リンク効果が 高まるように、他のリンクを全てnofollowをつけてページランクを 渡さないというSEOの手法です。 被リンク側がもらえるページランクは、リンク数で割り算される 割り算方式なので、他のリンクをnofollowで弾いてしまえば、 リンクを残しつつ、自分が高めたいリンクのみを意図的にページランクを 与えることができます。 ニワカ知識でいうと、この方法はgoogle的に合法として扱われていたようです。 しかし、2009年のgoogleのマット・カッツ氏によってPageRankスカルプティングの 手法は今では無意味だと否定されたとのことです。 今までは、発リンク数をnofollowで減らせば分母が小さくなり、 自分が意図したサイトに大きなページランクを与えることができていましたが、 現在では、nofollowを使っても分母は減らずに単純にPageRankが渡らないだけ になったとのこと。

nofollowの扱いの考えられる種類

①ただの割り算方式(nofollowが登場する前の状態)
ウェブページ内に貼られた全てのリンクに対して均等に、リンクの本数で割り算されて、 均等にページランクが割り振られる。
ジレンマ: コメント欄、掲示板に自分のサイトのリンクを貼りまくるスパム行為が流行る。 取り締まるにしても、本人がやっているのかわからない。 アンチがやっている可能性も出てくる。

②割り算分母減らし方式(nofollow登場直後の状態)
与えられるページランクの分母をnofollowで減らすことができる。(PageRankスカルプティング)
ジレンマ:みんな揃ってこれをやると、検索エンジン側として 正確な被リンクの価値を測れなくなる。

③割り算方式をやめる
ページ内のリンク数と関係なく、リンクが貼られていたら全てのリンクに 満額ページランクを渡す。ページランクが1なら全員に1渡す。 (総発リンクPR力=PR×リンク数×パラメーター)
ジレンマ:無意味な相互リンク貼りまくりが流行する。 やればやるだけどんどん目に見えてページランクが高まるので大流行する。 ユーザビリティ的によろしくない。

④割り算nofollow消滅方式(現行)
nofollowを使ってクローラの巡回は拒否できるが、 nofollowを使っても、そのページランクが消滅するだけで、 与えられるページランクの分母は減らない。 nofollowが登場する前の状態に近い。
ジレンマ:気軽にリンクを貼りたくない(SEOを気にしている人は)。 コメント欄や掲示板に適当なリンクを貼りまくれば、 そのサイトの発ページランク力を落とせる(スパム)。

検索エンジン的には

どの方式をとってもジレンマを抱える。 nofollow属性値はさまざまなジレンマを抱えているので、 何かを犠牲にしないといけない。 ④割り算nofollow消滅方式が一番悪影響が少ないと思う。 表向きにこの方式で行くと言った以上、 これを実践している人が馬鹿を見てはいけないのも確か。 PageRankスカルプティングが使えなくなったので、 ドメインをまたいだカテゴリごとに、ドメインを変えた 姉妹サイト方式が不利になる。 1つのドメインにカテゴリを詰め込んで肥大化した、 ドメイン名のページを頂点としたピラミッド構造が有利になる。 とは言え、姉妹サイトを使った自演で被リンクにカウントさせるのは、 元々健全なやり方ではないが。 ただ不公平ではある。

nofollow付けまくりはペナルティとなるか

nofollow付けまくり=悪サイトに認定すると、 検索結果がめちゃくちゃになる恐れがある。 過去の良サイトなども、ページランクが落ちてしまうのはよろしくない。 ただ、害がないとすると引き続きnofollowを付けまくりるサイトが残ると考えられる。